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いつの時代の女性もキレイになりたいのです。

女性と毛髪の歴史

古代エジプト人女性が、最初に髪の手入れをし始めたといわれています。
 彼女たちはその時代にすでにローションやオイルを使い、髪を伸ばし美しくするために、香りの良い樹脂をベースにした芳香性のへアスタイリング剤をつくっていました。
 また、古代ギリシャは、初めて毛髪の専門家というものを認めました。中世では、毛髪のためにロバのミルクとスパイスの浸出液をベースにしたものを製造していたといいます。

 その後16世紀、ベネチアの黄金調時代には、今の時代のような、女性のヘアケアまではみられませんでしたが、
おしゃれなベネチア女'性たちはナトリウム(重そう)の入った洗剤で髪を洗い、 太陽の下で3~4時間かけて乾かしていたようです。

 殉教時代には、少しだけちぢれるような初めてのパーマがでてきました。それは、まずボラックス(翻砂・・きっとアルカリ剤の代わりでしょうね)を髪に塗 り、円柱状の金属にそれを巻きつけ、かまどのようなもの(現在のスチーマー)の中に入れたというものです。その時の温度はなんと150℃!  そして丸一日かけて行うのです。
 その時ついてまわった火傷や技術上のトラブルがどれ程であったを考えると恐ろしいですね・・。

 時代は流れて1960年代ですが、文明のめざましい進歩にもかかわらず、女性の髪に対してはまだ粗悪な扱いがされていました。 事実上、ヘアケアなどというものはまだ存在せず良質のシャンプーとは洗浄力があることだけに意味がおかれていました。

 1980年代に入ると化学の分野でいろいろ注目され、女性たちのヘアケアも進歩してきました。髪の手入れをするすべを知り、ナチュラル志向の波が駆け足でやってきました。この頃から美容師が活躍する時代が訪れます。
 技術はより改善され、よりソフトになってきました。しかし、健康を損った髪をどのようにスタイル作りできるでしょうか。現代の生活は必ずしも健康に良いことばかりではなく、毛髪に関する問題も増えてきました。

 そして1990年代。女性はより活動的になりましたが、髪の美しさに関しては、ますます気を使い手入れにも時間をかけるようになってきています。 
 女性雑誌においては、単なる美容の見地からだけではなく、必要不可欠なケアとして毛髪が取り上げられ、各メーカーが開発した高性能な商品も紹介されてい ます。しかし、美容師に届くたくさんの苦情を考慮に入れると、自分の髪に満足している女性というのは、ほとんどいないように感じます。

この情報過多の時代に、自分に合ったヘアケアの方法を見つけるのは相当困難でしょう。

そこで、私たち美容師の出番です。美容師を信用してもらいたいです。
近くに美容のプロがいますので、いろいろ相談してみて下さい。
きっと、自分に合ったヘアケアの仕方やヘアスタイルが見つけられると思います。

実際、髪ってなによ?

2018-01-26

髪は何のために生えている?

毛は生きているのか、死んでいるのか?どちらでしょう。よく話題になるのですが死んでいる、いや生きていると、どちらもそれなりの理論を展開してい ますがこ こでは部分的に考えてみたいと思います。実際サロンでカットしてもらっても痛みを感じる事はありません、痛くないし、血も出ないので死んでいる。という説 明が成り立ちます。しかし、毛を強制的に抜くと地肌に痛みがあるので、毛根(皮膚の中の部分)は生きているといえます。

なので、毛根くらいは生きていると考えられます。
また、毛は体内に取り込まれた有害金属の排泄器官としての働きもあります。

毛の役割
では、毛は何のためにあるのでしょうか?
毛は皮膚が変化してできたもので、皮膚とともにからだを保護するために存在します。動物(特に獣)は全身毛に覆われて、保護と体温調節の役目を果たしてい ます。ヒトでは重要な部分以外の毛は退化し、生命維持と種の保存に関わる部分として、頭毛と性毛が長毛として残りました。しかし、手のひら・足の裏・唇な ど を除いた部分には、うぶ毛(生毛)として残っていますし、鼻毛・眉毛・まつげなどもそれぞれの役割を持って残っています。

意外に知られていないのですが、毛はからだの保護作用の他に有害金属の排泄器官としての重要な役目もあります。本来、肝臓や腎臓の役割ですが、毛にも同じ ような役割があります。金属成分と毛髪の成分の一つであるシスティンが結合しやすいので、毛の内部に取り込んで体外に排出してくれるわけです。頭髪だけで 無く体毛には同じような役割があります。禿げた方は毛の絶対量を維持する為か体毛が濃くなる傾向にあります。
ちなみにナポレオンの毒殺説は、遺髪を調べた所、遺髪の根本から5〜6cmのところまでの部分にヒ素が多く含まれていたため、毒殺された可能性があります。

何か髪にいいもの、ないの?

2018-01-26

毛の栄養とは?

髪の栄養は何か大きく分けて2つあります
一つの栄養素は髪の構成要素の大部分を占めるアミノ酸叉はタンパク質です。
知ってのとおり人間はタンパク質と水分で出来ており食物を口から摂取し胃や腸を通して栄養素であるタンパク質をアミノ酸まで分解しからだを作っています。
同じアミノ酸で出来ている髪の毛も当然直接の原料であるアミノ酸が必要です。
ただ、栄養素のアミノ酸を摂取したからといって髪の毛になる訳ではありません。
人体は様々なパーツからなっておりそれぞれ生命維持に必要な重要な部分ですので重要な部分から優先的に原料を供給し余った原料で髪の毛は生産されるといわれ ています。昔あったコマーシャルで中国では髪の事を血余と言い余った栄養素で出来ているといわれています。

ミネラル
もう一つの重要な栄養素としていわれるのが、ミネラルです。
ミネラルは身体のそれぞれのパーツを構成する元になる重要なそして、ごく微量な栄養素で近年その重要性は増しています。
ミネラル(灰分)は直接の原料ではありませんがアミノ酸を髪の毛にしたり、内臓にしたり、筋肉にしたりと体内の様々な部分で核となる栄養素です
特に髪の毛に良いといわれるミネラルは鉄分、セレン、銅、亜鉛といわれています。
特に亜鉛は肌、髪そして味覚に大きな影響を与えるといわれており摂取する事が重要です。

昔から髪に良いとされる海草類はこのミネラルのバランスが良く毛髪だけで無く肌にも良いといわれています。海草類は一般的に吸収率が悪く必要量を摂取したとしても充分な量を得る事は難しいようです。海草類の中で吸収率が最も良い物はひじきです。
その他のワカメ、昆布などは吸収率が悪く摂取する場合は柔らく煮込んだりなど工夫が必要です。ミネラルを波紋に例えれば、波紋の元になる小石がミネラルで少し広がった部分がビタミン、外側に広がった部分が出来上がった内臓や筋肉、髪の毛になります。
 結果的にアミノ酸を頭髪にする為には必要なミネラルとビタミン・アミノ酸は密接につながっています。若い世代の食物摂取は現在、ファーストフード、コ ンビニ食、冷凍食品、ファミレス等の加工食品が殆どだと思います。これらの食品を摂取すると大量のミネラルを消費する事になりアミノ酸を頭髪に変える事が むずかしくなります。結果的に薄毛、細毛が多くなり、体毛の退化につながります。その他、身体に表れる現象としていわれているのが、味覚障害をおこす傾向 があると言えます。特に亜鉛が不足した場合、味覚障害をおこし、髪の毛も伸びなくなります。若い世代の濃い味を好む傾向はこうした現象と無関係とは言えま せん。

横道にそれましたが、頭髪に必要な栄養素は原料である、アミノ酸叉はタンパク質、アミノ酸を頭髪にしてく れるミネラルがバランスよく必要であるということになります。

ちょっと!白いのが気になるんだけどっ!

なぜ白髪になる?(髪はこうして白髪になる)

 白髪はメラノサイトと呼ばれる色素を生成する機能が何らかの原因で働かなくなり色素の消失した毛髪の事をいいます。
白髪の原因として、老化、遺伝、環境の悪化、化学物質の影響、ストレスなど諸説ありますがとりたててこれだ!という風に決めつける事が出来ません。
それが白髪の発生原因が特定出来ない事につながっています。
最近では若年層にも白髪の多い方も見受けられ、あながち、老化だけでは片付けられなくなっています。結果として白髪は生えて来ます。

ここでは白髪になるメカニズムをご説明したいと思います。
 老化やストレスを感じたり、過度に化学物質を使用すると体内に過酸化水素が生成されます。過酸化水素はフリーラジカル(活性酸素)を活性化させアミノ酸 のフェニルアラニンやチロシンが破壊されます。チロシンや フェニルアラニンはメラニンタンパク(色素)の元になるアミノ酸でこれらが破壊されると、結果としてメラノサイトが中絶されてしまい、白髪の発生につなが ります。
 同じ理由で赤毛と呼ばれる色素の薄い髪も生成されてしまいます。一般的に白髪の生える時にかゆみを感じる場合はストレスが原因でフェニルアラニンを消失し細胞障害物質であるカテコールアミンが分泌されかゆみを感じます。
老化による白髪はあまりかゆみを感じないケースが多いようです。白髪の予防、修復には細胞障害物質を生成させないようにする事と活性酸素を抑制する事が非常 に重要な事です。
 白髪の発生メカニズムは皮膚にも同じような現象がおき、皮膚に起こった場合は白なまずと呼ばれています。
白なまずは白髪のある部分を観察してみると、一部分皮膚の色が抜けていたり広範囲に広がっていたりします。頭髪だけでなく、頭皮も白色化しているケースが多く見られます。

シリーズでお届け 男性必見!でもツライかも・・・。

なぜ髪は薄くなる?(髪はこうして無くなっていく)1

昔からよく精力絶倫の人はハゲるなどといわれます。精力絶倫であることとハゲることとは直接的には関係ありませんが、かといってまったく無関係とも言えないのです。
それを結びつけるのが男性ホルモン(テストステロン)です。テストステロンといいますと、聞いたことがあるなという方がいらっしゃると思いますが、オリンピックなどでよく話題に出るドーピング検査、この使用禁止となっている筋肉増強剤がテストステロンです。

 女性にテストステロンを注射しますと、筋肉が男性化し強くなります。しかし、声が低くなったり、そして脱毛するという副作用があります。テストステロン には頭髪を脱毛させる作用がもともとあるのです。男性ホルモンが脱毛の原因であることを示す顕著な事例があります。中国の王朝時代に宦官(かんがん)とい う役人がいまし たが、この人たちは去勢されていました。彼らは子供のような声をして、髭もありませんでした。長い髪を結い、もちろんハゲの宦官などいませんでした。


つまり、男性ホルモンを分泌し精子を作る睾丸を取るとハゲないと言うことで、これを実験で確かめた研究もあります。
 男性ホルモン過剰とその受容体(レセプター)が結びついて初めてハゲるわけで、この2つをもった人がハゲ体質ということになるのです。しかし、男性ホル モンの分泌が非常に多いことがハゲる第一の条件であることは間違いなく、最近の若ハゲの低年齢化も性的成熟の早さと相まっています。

 特に大量の脱毛に悩む人たちの大半は20代前半です。その頃が男性にとって、もっと男性ホルモンの分泌量の多い時期であることから、男性ホルモンと脱毛のただならぬ関係が想像できます。
 また女性がたとえ受容体(レセプター)をもっていてもハゲないのは、男性ホルモンが少なく、女性ホルモンとバランスがとれているからであって、閉経後ホ ルモンバランスが崩れ、脱毛が始まる女性がいますし、若い女性もさまざまな要因で(例えば過度のダイエットなど)ホルモンバランスが崩れますと、軽度の男 性型若ハゲになります。

5α−リタクターゼの受容体(レセプター)要因説
 男性ホルモンが毛根の毛母細胞に入りますと、毛根は細胞分裂をやめてしまいます。
しかし毛根に悪影響をおよぼす男性ホルモンは、睾丸で作られるテストステロンではなく、5α−ジヒドロテストステロン(5α−DHA)というさらに強力な 男性ホルモンです。毛乳頭や皮脂腺には5α−リダクターゼという酵素が存在し、この酵素の還元作用でテストステロンは5αーDHAに変化するのです。若い 男性の睾丸ではどんどんテストステロンが作られます。これが毛乳頭と皮脂腺で多量の5α−DHAに変化し、毛母細胞に運ばれます。5α−DHAは毛母細胞 が細胞分裂するときに起きるタンパク合成を邪魔し、別のタンパク合成をすることにより、細胞分裂が止まってしまうのです。そのために早々と毛母と毛乳頭が 離れてしまいます。
つまり、本来なら最低でも二年ある成長期が半年か一年で退縮期から休止期へと移行してしまうのです。

5α−DHAの悪さはこれだけではありません。休止期を過ぎれば新毛の発生となるわけですが、この発生する力すらなくなってしまいます。若ハゲの初期段階で、 どうも最近髪の毛が細くなったなと感じるのは、まさしく5α−DHAにより毛母が弱ってきた兆候です。
 次の段階では短い毛が抜けだすようになるわけですが、ここに来ると毛母は重体か危篤状態です。その後、地肌が見えだした段階では、すでに毛母は働きをや めてしまっている仮死状態です。多くの人は、地肌がすこし見え始めて、やっとハゲるのではないかとあわてだすのですが、毛母のレベルで見ますと、もうここ に至れば手遅れ状態ということがわかると思います。
いずれにしても、テストステロンが5α−リダクターゼの還元作用で5α−DHAに変化し、この5α−DHAが毛母細胞の細胞分裂を抑制するというのが、男 性ホルモン型脱毛の生理学的な仕組みです。そうすると、同じように多くの男性ホルモンが作られながら、ハゲる人とハゲない人との違いは、テストステロンを 5α−DHAに変える5α−リダクターゼという物質の体内での生成量の違いということになります。ハゲが遺伝するというのも、この5αーリダクターゼが多 く生成されるという体質が遺伝するということではないかと言われています。

この体質はもちろん女性にも遺伝します。しかし、女性がハゲない、または薄毛程度でとどまるのは、テストステロン分泌量が男性にくらべ極めて少ないからと されています。女性の男性ホルモン分泌量は男性の1/20ぐらいであり、この程度だとそれほど大きな脱毛に進まないのです。ところが男子を産むと、その子 はしっかりとハゲの体質を受け継ぐことになります。   
 なぜ5αーリダクターゼが多い体質が作られるのか、どうしたらこの物質の体内生成を減らすことができるのか、これらのことが解明されれば、真の医学的な ハゲ克服も夢ではありません。男性ホルモンにはいくつかの種類があり、そのうちのテストステロンという男性ホルモンは5α−リダクターゼという酵素の働き で活性化し、より強力な男性ホルモンのジヒドロテストステロンに変化する最近では、この5α−リダクターゼという酵素に2種類あることがわかってきまし た。
Ⅰ型は陰毛、腋毛、ひげ、頭髪など、発毛部分に満遍なく存在していますが、
Ⅱ型はひげと前頭部に集中して存在します。
 ところが、ひげと前頭部の毛乳頭に共通するのは、男性ホルモンに極めて過敏に反応するということだけで、一方はひげを伸ばし、他方は脱毛の指令を出すの ですから、その応答はまるで正反対です。これは男性ホルモンのレセプターがジヒドロテストステロンを感知するところまでが共通であり、その先のメカニズム が違うためらしいです。
考えられることは、それぞれの毛乳頭で使われているたんばく合成の遺伝子が違うために
前頭部の毛乳頭が毛の成長を阻害するようなサイン物質を出している
前頭部の毛乳頭から放出される毛の成長をうながすサイン物質の放出が減る
このいずれかの事態が起こっていると考えられています。特に前者の可能性は大きいです。

ここまで、男性型脱毛症には、
・5α−リダクターゼによる男性ホルモンの活性化
・レセプターによるジヒドロテストステロンの感受
・毛乳頭の脱毛サイン物質の放出
という三つのステップがあることがわかりました。男性型脱毛を抑える有力な考え方の一つに、どこかでこの流れを断ち切ってやればよい、というのがあります。
Ⅱ型の5α−リダクターゼの働きを抑制することで男性型脱毛症が治ることは、実はフィナステライド(「プロベシア」)の作用がまさしくこれなのです。 

次に、男性ホルモンレセプターの活動を阻害して流れを断ち切る方法があります。あるアメリカの企業でこのタイプの薬(外用薬)の研究が実際に進んでいると いいます。
最後のステップである、毛乳頭が出す発毛サイン物質を直接育毛剤とすればいい、というアイデアで、毛乳頭が出すサインが何かを調べています。
活発に増殖している健康な毛乳頑細胞と男性型脱毛症の人の毛乳頭細胞をそれぞれ培養し、比較してみると、脱毛症の人の毛乳頭細胞は増殖速度が低いです。つ まり、脱毛症の毛乳頭は、増殖を促進するような因子を出していないという可能性以上に、″細胞増殖を妨げる″ような何らかの物質を積極的に出している可能 性が高いということです。

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なぜ髪は薄くなる?(髪はこうして無くなっていく) 2

皮脂分泌過剰脱毛説(正しいシャンプーの重要性)
男性型脱毛の頭皮は、皮脂でべ卜べトになり、ギラギラしている場合が多く見られます。
 こうした皮脂分泌の過剰が脱毛を促進しています。皮脂分泌の過剰は、皮脂腺内の5αーリダクターゼとテストステロンが反応し、5α−DHAが活発に生成 されると同時に起こります。(この5α−DHAが毛母の活動を抑制することは説明しました)そして皮脂のベールは頭皮を完全に覆いつくします。特に毛穴の ところでこびりつきます。そうすると毛根が酸欠状態になり、ケラチン層での硬化のための化学反応が抑制されます。
なぜなら、L−システィンがL−シスチンになるには、酸化という反応のために酸素を必要とします。そのとき血液中の酸素だけでは不足なので、頭皮よりの酸 素供給が必要なのにもかかわらず、皮脂によって酸素が頭皮まで達しなくなるためです。こうして髪の毛の硬化が不十分となり、弱々しい毛になるのです。

 また、皮脂過剰はもうひとつ悪さをします。頭皮表面の皮脂には、ほこりや細菌がこびりつきます。毛穴にこびりついた皮脂は簡単な洗髪では取れず、そこで 細菌が繁殖します。この細菌のため頭皮や毛根が炎症を起こし、この炎症で毛母が細胞分裂できなくなります。また頭皮上の皮脂は空気や光で酸化し、脂肪酸と いう毒素に変わってしまいます。この毒素も同じように頭皮や毛根の炎症の原因となります。この炎症は頭皮の血流にも影響し、栄養素が毛根に届かなくなりま す。
立毛筋付近の毛隆起に幹細胞という発毛に関わる重要な役割を果たす部分がありますが、皮脂分泌の過剰はこの部分にもダメージを与え、発毛の根を絶つとも言 わ れています。皮脂過剰による脱毛が「脂漏性脱毛症」と特に名づけられるくらい、この皮脂過剰による頭皮や毛根への悪影響は大きく、むしろ5α−DHAによ る毛母抑制作用より脱毛への貢献は大きいのではないかという学者もいます。

 現実問題として、毛穴に皮脂がこびりつくと育毛剤をつけても毛根に届かないわけですから、せっかくの治療も無駄になりま す。いかに皮脂分泌を抑えるか、毛穴の皮脂のこびりつきを取り除くか、これが脂漏性脱毛症克服のポイントとなります。 5α−DHAによる男性ホルモン型脱毛と脂漏性脱毛症は別個に考えるより、やはり同時に起きることがほとんどですから、相乗作用によって脱毛の進行を早め ていると考えるべきでしょう。男性型脱毛で見られる頭皮の硬化、頭皮の低温化、毛細血管の血流不足は、これらの相乗作用の中での症状と言えるでしょう。

毎日のシャンプー・・本当にそのやり方であってますか?

実はあまり知らないシャンプーの仕方

シャンプーの仕方って、あまり聞いた事がないと思いませんか?
小さい頃、両親や兄弟のマネで覚えた程度の知識ではないかと。

悪い書き方で書いてしまいますが、大体こんな感じでシャンプーしてませんか?

1、ざっと髪を濡らす。
2、シャンプーをポンプで3プッシュ位とっちゃう。
3、頭皮につけてワサワサ洗う。 約1〜2分
4、泡がなくなるくらい、よく流す。
5、トリートメント(リンスorコンディショナー)をたっぷりつけて、流す。
6、お風呂から上がって、自然乾燥しちゃう。
7、で、寝る。

と、こんな感じでしょうか?

正しいシャンプーの仕方は・・・、

1、よく髪を濡らします。約2〜3分
   しっかり予洗いする事で、毛髪に付着しているスタイリング剤やホコリなどが、流れていきます。
   頭皮の皮脂も浮いてきます。

2、少ない量のシャンプー剤を手にとり、頭皮でよく泡立てる
   1プッシュ〜2プッシュで充分です。2プッシュだと多いかも。
   泡立ちの良いシャンプーならモコモコ泡立ちます。

3、頭皮を中心に指の腹で優しく洗う 約30秒〜1分
   シャンプーがずっと頭皮についている状態は好ましくありません。
   必要な皮脂までもとってしまうからです。

4、泡がなくなるまでよく濯ぐ。
   これはアタリです。

5、トリートメント(リンスorコンディショナー)を毛先中心につけて、流す。
   頭皮には必要ありません。

6、お風呂から上がって、洗い流さないトリートメントとまんべんなく髪につけて、
  ドライヤーで充分に乾かす。
   自然乾燥で乾かすには時間があまりにもかかり過ぎです。
   髪は濡れている状態が一番弱く、傷みやすいのです。

7、で、寝る。 

が、正しい自宅でのシャンプーです。

この方法でシャンプーして頂ければ、頭皮のニオイなんかも気にならなくなりますよ♪

あれ? 緑になっちゃったっ! どうして??

光で染まるカラー剤

数年前から、よくお問い合わせを頂く事例が、「光で染まるヘアクリーム」についてです。

ご存知でしたか? 「光で染まるヘアクリーム」って。

サロンカラーのようなモノではなく、1浴式で髪に塗布してそのままらしいですね。

髪につけてから、光を浴びて発色するしくみです。

なんでも硫酸銀なんかを使っている商品らしく、その硫酸銀が太陽などの可視光線を浴びて
化学反応を起こして発色する・・・。

こんな感じです。

「お気軽にできて良いじゃん♪」って思いますね!

ところが、意外な落とし穴が・・・・。

この硫酸銀配合のクリーム、この後に通常のヘアカラーをすると、髪が緑色に変色してしまいます。
きれいな緑色って訳じゃないのですが、緑になります。

そのあとも、どんな施術も受け付けなくなってしまいますね。

サロンでカラーしても、想い通りの色味にはならず、パーマも危険でかけられない・・。

ずっとこのカラーをしていかれるのなら、問題は少なそうですが、
ヘアカラーの色味のチェンジやパーマでスタイルチェンジなどを考えられるならば、
控えていただきたい商品ですね。

ご検討、よろしくお願いします!!